ユリの花と クローバー

わたしの言葉が誰かに届いたなら うれしい

29歳だけど、手押し車つかってます!

 

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みなさん、こんにちは。

 

ユリの花と クローバー管理人です。

 

前回の記事で、脳性まひを持つ私が日常生活を送るうえで苦労していることとして、「自力で立ち止まる事が出来ないこと」を挙げました。

 

それは、例えるなら、

 

常に、ブレーキの利かない車に乗っている状態

 

と言えば分りやすいでしょうか?

 

みなさん、ブレーキの利かない車に乗れますか?

 

f:id:yuri-hana:20170727064339p:plain「乗れるわけないじゃん!事故起こすに決まってる!!」

 

f:id:yuri-hana:20170711195816p:plain「そうよね。だから『止まれない』っていうことは、とっても危険なことなの」

 

でも私は、物心ついた時から約20年間、そんな危険と隣り合わせの状況で歩いてきました。

 

学校や職場はもちろん、一人で外に遊びに行ったり、電車に乗って病院に通ったり・・・

 

当時は、「私は一人でどこまでも行ける♪」なんて思っていたんですが、それは決して自分一人だけの力ではなく、神様が私を守って下さったお陰だと思っています。

 

前回の記事はこちら

 

yuri-hana.hatenablog.com

 

今は、これを使って歩いています

 

実は私、今は一人で歩いていません。

 

というか、歩けなくなりました。

 

理由は後述しますが、今はこれを使って歩いています。

 

 

 (画像はイメージです。実際に私が使っているものとは異なります)

 

f:id:yuri-hana:20170727064351p:plain「これって・・・おばあちゃんとかが押してるやつ?」

 

f:id:yuri-hana:20170711195813p:plain「ええ、そうよ♪」

 

どうして一人で歩けなくなったの?

 

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その理由はズバリ、自転車です。

 

f:id:yuri-hana:20170727064342p:plain「えっ?自転車??」

 

あれは、東日本大震災が起こった直後からだったと思います。

 

私の職場は繁華街にあるのですが、それまで土日にしか見かけなかった自転車が、平日でも道を走っていることが多くなり、それも物凄いスピードを出していて本当に怖い。

 

しかも交通ルールを無視して、ありとあらゆる方向から飛び出してくるので予測できず・・・。

 

建物の陰や、横断歩道を渡ろうとしている時に飛び出してきてぶつかったら、間違いなく死んでしまう。

 

歩き方を安定させて、自力で立ち止まれるようにならなくては

 

そう思い、私は補助器具に頼ることに決めたのです。

 

といっても、お年寄りの方が使うような感じのものではなくて、松葉杖のように2本で使い、持ち手(グリップ)がついているもの・・・を試したんですがダメでした。

 

理由は単純で、私が杖の扱いに慣れていないから。

 

自分で自分の身体を支えきれないため、無意識に杖にもたれ掛ってしまいバランスを崩し倒れてしまいました。

 

車椅子

その次は車椅子

 

これなら座ったままで移動できるし、とっても安全☆

さすがに手で車輪を回して移動するのはキツいから電動でね♪

 

・・・とはなりませんでした(笑)

 

デパートや病院など、きちんと整備された床の上を走るのは問題ないのですが、それ以外の、例えば歩道などは、見た目にはわからなくても結構デコボコしています。

 

これも車椅子に乗り慣れている人なら問題ないでしょうが、そうでない人にとってはとても危険!

 

それでも頑張って慣れれば問題ないんじゃないかとも思ったのですが、主治医に

 

「歩ける力があるなら、なるべく歩きなさい」

 

と言われ「そうだよね・・・」と断念。

 

 

(どうしよう・・・) 

 

他に思いつくものが何もなくて悩んでいた私の目の前を、手押し車で歩くおばあちゃん・・・

 

これだ!!!

 

手押し車で人生が変わった

 

これは決して大げさな表現ではありません。

 

手押し車を使うようになって自力で止まれるようになっただけではなく、歩き方が安定し、歩きながら周りを見る(安全かどうか確かめる)余裕もできました。

 

もう大きな横断歩道や交差点も怖くありません。

電車を待つ時も普通に並ぶことができます。

一人で新幹線に乗って、東京や大阪に出掛けることもできました。

 

f:id:yuri-hana:20170727064348p:plain「やったねっ!」

 

 

手押し車を使う時に気をつけていること

 

道を歩いている時に前の人の足に車輪が当たらないようにする。

 

エレベーターなどの狭い場所で、他の人の足を車輪で引かないようにする。

 

傾斜に気をつける。坂道はもちろん、歩道の目視できないくらい僅かな傾斜でもハンドルをとられることがある。

 

f:id:yuri-hana:20170727064342p:plain「全く問題がないわけじゃないんだね」

 

f:id:yuri-hana:20170711195813p:plain「ええ。でも、それさえ気をつけていればとても快適よ」

 

最後に

 

 やっとおわったー!!

 

自分のことを書くって、とても疲れますね(笑)

 

この記事を読んで、「こんな人もいるんだな」と思っていただければ嬉しいです。

 

ではまた、次の記事で。

万引き家族を観た、感想になってない感想

お題「最近見た映画」

 

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みなさん、こんにちは

ユリの花とクローバー 管理人です。


映画 「万引き家族」を観てきたので、つたないですが感想を書きます。

ネタバレありなので、これから観ようと思ってる人は注意してね。

 

 

 

 

*    *    *    *    *

 


結論からいうと、

 

大人たちが揃いも揃ってどうしようもないな!

 

って思った映画でした。

 

子供に日常的に万引きをさせ、学校にも行かせない。
(正確には行かせられないんだろうけどね。車上荒らしの時に、車の中から連れ出した子だから)

 

日雇いで働く「父親」は、脚を骨折したのをきっかけに働こうとせず、昔やってた車上荒らしにまた手を染める。

しかも子供を見張り役に使う…

 

家族ではない。お互いを利用し合っているだけ

 

この映画の「家族」を見ていてそう思いました。

 

特に「おばあちゃん」の年金を当てにしている「父親」と「母親」

 

だから「おばあちゃん」が死んだとき救急車を呼ばずに庭に埋めた。

 

死んだことが分かったら年金もらえないからね。

 

「おばあちゃん」のへそくりを見つけ出して喜んでたし。

 

いちばん悲しいシーン

 

この映画の中でいちばん悲しいシーンは「息子」が入院して家族の秘密がバレるのも時間の問題になった時、「母親」が

 

「入院してるなら、ごはんは食べられるでしょ。あとで迎えに行こう」

 

と言って、残りのメンバーだけで逃げようとするところ。

 

少しでもほころびが出来るとあっという間にバラバラになる感じが、いかにも「利用してただけ」って感じがして嫌でした。

 

「息子(兄)」だけが純粋に「妹」のことを思いやってた。

 

少し不安になる

 

「家族ではない。お互いに利用し合っているだけ」って書いたけど、じゃあ、「家族」の定義って何だろう。

自分の親、兄弟、パートナ、子供・・・

 

私は私の「家族」と心の底から家族になれているだろうか。

 

一度観てほしい

 

なんかネガティブなことばっかり書いてしまったけど、決して駄作ではありません。

 

良くも悪くも「家族ってなんだろう」と考えさせられる映画です。

 

 

でもやっぱり、映画はハッピーエンドがいいなぁ

 

ではまた、次の記事で。

 

「止まりたくても止まれない!」私の身体のこと

 

 

 

f:id:yuri-hana:20170727064351p:plain「ねぇ管理人さん、聞きたいことがあるんだけど・・・」

 

f:id:yuri-hana:20170711195816p:plain「なぁに?みかんちゃん」

 

f:id:yuri-hana:20170727064351p:plain「ず~っとまえに管理人さんの病名を教えてもらったよね。『脳性まひ』って。確か、脳性まひって一言で言ってもいろんな症状があるって言ってたじゃん?管理人さんの場合はどうなのかなーって・・・」

 

f:id:yuri-hana:20170711195813p:plain「わかったわ。じゃあ今回はそれについてお話しするわね」

 

脳性まひの症状ってどんなの?

 

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みなさん、こんにちは。

 

ユリの花と クローバー管理人です。

 

かなり前に・・・というかこのブログを作った最初のころに、私が障害を持っているということをお話しました。

 

yuri-hana.hatenablog.com

 

と言っても私自身、それまで自分の病名について詳しく知ろうと思ったことがなかったので、かろうじて知っている事とネットで調べたことを、ほぼそのまま載せただけなのですが・・・

 

f:id:yuri-hana:20170711195816p:plain「私にとっては、自分の障害について色々と調べるより、どうすれば不自由な身体でも生活できるかということの方が重要だったのよ」

 

今回は、もうちょっと具体的に私の身体についてお話ししたいと思います。

 

ですがその前に一つだけ注意して頂きたいことがあります。

 

上のリンク先の記事にも書きましたが、脳性まひは人によって、その症状が異なります。 

 

なので、

 

 

これからお話しする症状や体験談などは全て私個人のものであり、他の同じ障害をお持ちの方に必ずしも当てはまるわけではありません。

 

f:id:yuri-hana:20170727064348p:plain「うんっ!わかったよ!」



それはまるで、ブレーキの利かない車のよう・・・

 

それでは本題に入りましょう。

 

私の脳性まひの症状は、比較的軽い方です。

 

身の回りのことは自分で出来るし、日常生活で困ることはほぼありません。

 

f:id:yuri-hana:20170727064351p:plain「ほぼ?」

 

実はひとつだけ、困っているというより苦労していることがあります。

 

それは・・・

 

f:id:yuri-hana:20170711195810p:plain「自力で立ち止まれないことよ」



f:id:yuri-hana:20170727064342p:plain「えっ、どういうこと?」

 

f:id:yuri-hana:20170711195810p:plain「言葉どおりの意味よ。私は自分の脚で立ち止まることができないの」

 

 

このことを人に説明すると、必ずみかんちゃんのような顔をされます(笑)

 

そんなこと、なかなか想像できないですよね。

 

なぜ立ち止まれないのかというと、私の脚に自分の身体を支えられるだけの力がないから。

 

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 いちど歩き始めたら、何かに掴まるか、それこそ転ぶまで歩き続けるしかありません。

 

止まれない身体で、通勤・通学どうしてた?

 

改めて書こうとすると困っちゃいますね・・・

 

当時は本当に何も考えずに歩いていましたから。

 

物心ついた頃から、歩いては転ぶ(公園など安全な場所で)のくり返しだったので、自然と自分の身体の扱い方を熟知していて、普通に歩いていて困ることはなかったです。

 

でもそれ以外だと・・・

 

横断歩道

横断歩道で、信号が変わるのを待つときには、近くの標識やポールに掴まっていました。地味だけど、けっこうストレスだったかも。

 

大きい横断歩道や交差点を渡っている時は特に怖かったです。

 

止まれないので一気に渡ってしまわないといけないし、左折や右折の車が来ると、そのまま引かれるんじゃないかと思ってビクビクしていました。

バス

昔はバスによく乗っていました。

 

毎週バスに乗って、病院へリハビリを受けに行ったのはいい思い出。

 

でも、バスの車内は狭いし揺れるし立っているのがやっとでした。

 

それに夜になって乗る人が増えてくると、来たバスが既に満員で乗れないことも。

 

できる事ならもう、乗りたくないですね(笑)

 

電車

 

これに乗れなかったら、生活できないと言っても過言ではないですよね。

 

電車に乗るときも工夫が必要でした。

 

①まず、電車を待つ人の列に並ぶことができないため、近くの支柱に掴まって待機。

②電車が来たら、すばやく中の様子をチェック!ドアのすぐ横にある握り棒の場所が空いているか確認。

③場所が空いていたら、ドアが開くと同時に車体に近づき、中へ。

つまり、電車を待っていた人の列に、横から割り込みます。(ごめんなさいっ!)

④目的の駅に着いたら、慎重に電車から降りて(まるでムササビのように)近くの支柱に掴まる。

 

 電車で移動する際、私は必ずドアの横の、握り棒の位置を確保します。

 自分の身体を支えられないのでつり革には掴まれないし、座席に座ってしまうと、人がたくさん乗ってきた時に目的地で降りられなくなるからです。

 

握り棒なら掴まっていられるし、ドアが空いたらすぐに出られます。

 

この方法で一つだけ困るのは、目的地に着いた時に開くドアと、自分が乗ってきたドアが反対だった時。

 

でも、私がよく使う駅ではそういうことはなくて助かりました。

 

(こうして書き出してみると、昔の私、結構がんばってるよね・・・)

 

神様が私を守ってくれた

 

f:id:yuri-hana:20170727064342p:plain「なにそれ・・・めっちゃ危ないじゃん・・・ケガしたりとか事故に遭ったりしなかったの?」

 

f:id:yuri-hana:20170711195816p:plain「しなかったわ。一度もね。自慢じゃないけど私、骨折も捻挫も突き指すらしたことないのよ」

 

 

手押し車なしで歩いていた頃は気が付きませんでした。

 

自分がどれだけ危険な状況で毎日歩いていたのかということを。

 

人ごみの中を歩くことや、電車の乗り降り・・・

 

みかんちゃんの言うとおり、ケガや事故・・・下手をしたら死んでいたかも知れません。

 

それでも私は今日まで無傷で生きてこられた。

 

「神様が私を守ってくれた」

 

そうとしか思えません。とても感謝しています。

 

でも、そんな生活にも限界が・・・

 

f:id:yuri-hana:20170727064342p:plain「今もその歩き方で会社まで通勤とかしてるんだよね?やっぱり危ないよ・・・」

 

f:id:yuri-hana:20170711195813p:plain「心配してくれてありがとうね、みかんちゃん。でも大丈夫よ。とっても安全な方法で外出しているから」

 

f:id:yuri-hana:20170727064351p:plain「安全な方法?」

 

それについては、次回の記事でお話しします。

 

私の脚自体は何も変わっていませんが、あるものを使うことによって私も立ち止まることができ、とても安全に外出できるようになりました。

 

ではまた、次の記事で。