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ユリの花と クローバー

だれかに 私の言葉が届いたなら うれしい

保育園へは、ミニーちゃんといっしょ

私の体験談 脳性まひ

 

 

両親が共働きだったため、私は早くから保育園に預けられていました。

療育センターの中にある保育所ではなく、一般の保育園です。

 

私のいちばん古い記憶

 

私の最も古い記憶は、保育園の年少の時のもの。

ミニーちゃんの顔のついたスリッポンを履いて登園していました。

しかし足首が硬く、自分で自由に動かす事ができないため、そのまま履くと、歩いているうちに脱げてしまい大変危険。

 

なので、靴を履いたら、その上からゴム(ズボンのウエスト部分に使うもの)をくぐらせて靴が脱げないように固定していました。

母のアイデアです。

 

そんな事をしなくても、マジックテープの付いた靴を履けば良かったかも知れませんが、私はこのミニーちゃんの靴を気に入っていて、絶対に履いて行くと言って聞かなかったのです。

 

なぜなら、私の周りの友達は、みんな可愛いスリッポンを履いていたから。

セーラームーンの絵が描かれているものを履いている子が多かったですね。

マジックテープの靴を履いている子は一人もいませんでした。

 

みんなかわいい靴を履いてるのに、私だけ男の子みたいなマジックテープの靴を履くなんて絶対にイヤ!!

 

この頃の私は、とにかく「みんなと同じ」ということに、とてもこだわっていたんです。

 

マジックテープの靴=男の子

というのは、当時の私の勝手なイメージ。

 

靴屋さんで見掛けたマジックテープの靴が、どれも男の子向けの戦隊ものの絵が描かれたものだったからだと思います。

 

 

…と、そんな風にゴタゴタしつつも念願のスリッポンを履く事が出来た私。

ゴムのせいで、ミニーちゃんの顔が隠れてしまう事に多少の不満を覚えながらも、私は「みんなと同じ」になれた事に大喜び。

 

歩いているうちにゴムが外れて転んでしまうかも知れないと心配する両親をよそに、私はのびのびと保育園生活を送っていくのでした。